モラハラ加害者の生い立ちとは?親の暴言・虐待がトラウマ

モラハラ 加害者 生い立ち

モラル・ハラスメント、通称モラハラは精神的な暴力を意味します。

モラハラは見えない暴力のため、自分の夫がモラハラ夫なのかもしれない…

と悩んでいる女性も少なくありません。

 

なぜモラハラ夫になってしまったのか?

親や生い立ちは関係あるのか?

モラハラ夫と生活することでの、子育ての影響はどうなのか?

気になったので調べました。

 

モラハラ夫の特徴とは 【親や生い立ちは】

モラハラ 加害者 生い立ち

夫から常に文句を言われる、罵倒される…といった状態であれば、

モラハラを疑ったほうが良いかもしれません。

現代は核家族化が進み、1つの家族人数が少人数で閉ざされた空間になっている状態です。

そのため、モラハラを受けていてもあなた自身が気づいていない可能性もあります。

 

自分の夫はモラハラ夫かもしれないがよく分からない…、

まずはモラハラ夫の特徴をみていきましょう。

 

モラハラ夫の特徴

 

次にあげる項目に当てはまっているのであれば、

あなたの夫はモラハラ夫なのかもしれません。

 

・常に否定的な発言や考えで、どんな小さなことにも難癖をつけてくる

・脅しのような言葉や酷い悪口をいう

・自分の思い通りにいかないときは、妻を無視する

・自分が優位に立つためには平気で嘘をつき、自分だけのルールがある

・妻に対しての束縛が以上に厳しい

・突然、別人のように優しくなる

・自己中心的で絶対に自分の間違えを認めない

・プライドが高いため、外面がものすごく良い

 

モラハラ夫は、妻の人格そのものを否定するような言葉や暴言を吐くことで、

妻を自分の思い通りにマインドコントロールする精神的な暴力です。

短期間ではなく長期間続くのが特徴で、

子どもがいる場合は子どもを利用して妻を追い込んでいくこともあります。

 

家の中という閉じられた空間で行われるため、

モラハラを受けていると気づかない妻もいるのだとか…。

夫の言動に違和感があるときは、「自分が悪いから仕方ない」と思うのではなく

モラハラを疑ったほうが良いのかもしれません。

 

モラハラは治るの?

モラハラは心の病気ともいわれています。

そのため、カウンセリングを受けることである程度改善される場合もありますが、

個人差があるため必ず治るとはいえないのが現状です。

 

また、夫がモラハラをしてきた年月が長ければ長いほど

夫の意識を変えることは困難になります。

カウンセリングを受ければ、多少の改善はされますが、

性格がまったく変わる事はないのかもしれません。

 

モラハラ夫の特徴は生い立ちや親の関与が大きい

モラハラ 生い立ち

モラハラ夫は、生まれたときからモラハラだったわけではありません。

モラハラ夫になる原因は?

モラハラ夫になる原因は、生い立ちや親との関与が大きく関係していると考えられています。

 

1.幼少期の親からの愛情不足

幼少期に親が無関心で愛情を十分に受けてこなかった人は、

モラハラになりやすいといわれています。

 

幼少期の親からの愛情が不足していると子どもは、

「自分を認めてほしい」という気持ちが強くなります。

自分を見てほしい・認めてほしいけれど方法が分からない。

そこで人を傷つけるような言動をし、自分に注目を集めるようになるのです。

 

2.幼少期に虐待・モラハラを受けていた

幼少期に虐待・モラハラを受けて育つと、

「気に入らないことがあるときは、暴力で解決すればいい」

と学んでしまうため、妻に対して威圧的な態度をとりやすくなります。

 

また、幼少期の経験から「自分は愛されていない」という劣等感を感じやすくなり、

その劣等感から抜け出すために妻へモラハラ…となっているわけですね。

 

3.親から溺愛されて育ってきた

幼児期に過保護で育てられてきた場合も、要注意。

溺愛するあまり、自分が望む通りの行動を好き放題やるのが当たり前の環境で育っています。

その為、「全部自分の思い通りに動く」と信じてしまうのです。

 

通常は2歳以降に、周りの大人が少しずつ

「自分の思い通りになんでも進んでいかない」と教えますね。

教えられずに成長したため大人になっても自分の思い通りに進んでいくと信じ、

性格がねじ曲がってしまう可能性があります。

 

家庭にモラハラ夫がいると、子どもに対して次のような悪影響が心配されています。

 

モラハラ夫が子供に与える影響は?

・他人を傷つけも何も感じなくなる

・自分より弱い人間を馬鹿にする・悪口をいう

・すぐにキレる

・優等生になりすぎてしまう

 

子どもが優等生になりすぎると、一見よいことのように思えますが

内心子どもは我慢をしている状態なのです。

そのまま大人になってしまうと、ストレスをためやすくなってしまうため要注意です。

 

また、父親=モラハラというイメージが刷り込まれるため、

将来大人になったときに自分自身がモラハラをしてしまう可能性も…。

 

子どもがモラハラ加害者にならないようにするには

子どもに直接被害がいかなくても、子どもの目の前でモラハラの様子を見せるのは、

将来子どもがモラハラ加害者になるリスクが高くなります。

 

あまりにもモラハラが酷ければ、子どものためにも

別居や離婚を視野にいれて対応していくと良いかもしれません。

さらに気を付けることは、モラハラしている姿を見せないようにしていきましょう。

 

 

 まとめ

モラハラ夫は幼少期の親のかかわり方でなる、と考えられています。

心の病でもあるので、完全に治すことは難しいのかもしれません。

 

子どもがいる場合は、妻であるあなただけが我慢すればいいというものではありません。

子どもへの影響を最小限にするためにも夫にモラハラの疑いがある場合は、

早めに周りに相談すると良いかもしれませんね。