平成の最強馬ディープインパクト。
誰も疑うことなく現役最強馬として凱旋門賞へ臨みました。
世界ランキング1位になり、単勝オッズ1.5倍、いざ出走、
しかし、結果3着 その後失格。
帰国後も国内では全勝しただけになぜ負けたのか・・・
ディープインパクトが凱旋門賞に負けた敗因は3つ(間隔・年齢・厩舎)だという話です。
【日刊スポ】 ディープ凱旋門賞3着・・・残り50m差された/復刻|極ウマ・プレミアム https://t.co/UIY6qaNMGU #keiba #jra #競馬 pic.twitter.com/OrTKm2crfj
— くいだおれ治郎 (@ho551rai_uma) October 2, 2016
目次
ディープインパクトが凱旋門賞で負けた敗因はなぜ?
ディープインパクトは3歳時に無敗で3冠馬になります。
そして、3歳で臨んだグランプリ有馬記念。
これはルメール騎手の奇策が見事にはまり、2着となります。
翌年に入るとさらに圧巻で
阪神大賞典(G2) 3馬身半差で1着
天皇賞・春(G1) 3馬身半差で1着
宝塚記念(G1) 4馬身差で1着
もう国内に敵はいない。現役最強場として
海外の最高峰・凱旋門賞に挑むしかない
誰もがそう思いました
【追悼】武豊、ディープインパクトを偲ぶ「私の人生において特別な馬」https://t.co/hWuyj4wEUN
武豊騎手は現役時の14戦に全て騎乗。「体調が良くないと聞いていたので心配していたのですが残念です。彼にはただただ感謝しかありません」と偲んだ。 pic.twitter.com/tMuXxFkvOh
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 30, 2019
ディープインパクト さあ海外へ 単勝1.5倍 世界ランキング1位
世界ランキング1位となったディープインパクトは
日本のファンの期待を一身に背負い、凱旋門賞に挑みました。
前年の覇者ハリケーンランを抑えなんと1番人気になります。
ディープインパクトの単勝は1.5倍。物凄い人気です。
レースではいつもより前に位置取り
ハリケーンラン、シロッコ、レイルリンクに囲まれて
少し窮屈そうな感じで道中が過ぎます。
シロッコが前に行き、ハリケーンランは動かず、
レイルリンクは後ろでピッタリマークしています。
残り500mでディープが動きシロッコに並びかけます。
残り300mで捉えると先頭に立ちこれで勝利かと思われました。
そこで、満を持してレイルリンクが襲い掛かります。
脚を貯めていて3歳馬で3.5kg軽い斥量は大きく、
残り50mでかわされてしまいました。
さらに6歳牝馬プライドにもかわされ3着でゴールしました。
ディープインパクトが出走した凱旋門賞
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— ケイバペディア (@keibapedia) September 26, 2015
凱旋門賞3着 間隔・年齢・厩舎の3つの【なぜ?】
現役最強場・世界ランキング1位・単勝1番人気がなぜ負けたのか。
敗因はいくつかあると思いますが、
一旦この後の失格の話は置いておいて、敗因を考察します。
ぶっつけ本番
まずはこれ。いくらディープといえども、休養明けでいきなり激しいレースは厳しかったのではと思いますね。
今は凱旋門賞に行く馬は大体1回たたいてから本番に行きます。
ただ、宝塚記念を使うとそれが出来ません。
あの時はオーナーの意向で宝塚に出たという話もあるので
陣営としては仕方がなかったとしか言えませんが。
3歳馬が有利
次は、凱旋門賞は3歳馬が有利というデータがあります。
前年に勝ったハリケーンランも3歳時ですし、斥量差3.5㎏は大きいですね。
この時勝ったレイルリンクも3歳馬です。
凱旋門賞過去のレースでも7・8割が3歳馬が勝っています。
※2017年度から斥量差は3.0㎏に変更になりました。
マークされていた
世界ランキング1位となり、1番人気になった事で、マークが厳しくなりました。
日本からただ1頭の参加という事で、ある厩舎が作戦を立てたという噂があります。
よく競輪だと「ライン」とか「ブロック」とかありますけど、競馬では特に国内競馬では聞いたことありませんね。
モチロン海外でも妨害は失格になるのであからさまにはないのですが、このレースの道中で、ハリケーンラン、シロッコ、レイルリンクに囲まれて
窮屈そうにしているシーンがあるのですが、この3頭はフランスの同じ厩舎なんです。
もしシロッコにディープを煽らせて、ハリケーンランが内側を固めながらディープとシロッコを競らせて脚を使わせていたとしたら、そして後ろから脚を貯めていたレイルリンクが一気に行くみたいなシナリオを描いていたようにも見えますよね。
気のせいですかね。
あくまで私の意見ですが。
ディープインパクト失格は陰謀だった?
ディープはほんとすごかった!!
凱旋門敗退、薬物使用で失格、さらには年内引退発表。馬体重はデビュー以来最低の436キロ。背水の陣で挑んだ一戦。それは全ての鬱憤を晴らす勝利だった!”全てを振り切ってディープインパクト!” pic.twitter.com/p36v9vjRbt— 鈴木ショータ (@SS_Meiji) November 26, 2016
しかし、ディープインパクトの凱旋門賞の結果は3着では終わりませんでした。このレースの後に行われた理化学検査で、禁止薬物が検出され、ディープインパクトは失格となってしまいました。
ディープインパクトの凱旋門賞の結果は1番人気での3着・・・ではなく、着順なしの失格なのです。
ディープインパクトの体内から検出された禁止薬物のイプラトロピウムは、日本では禁止されていません。フランスではイプラトロピウムが体内に残留した状態で競走に参加することは禁止されています。(使用自体はフランスでも使用されています)
この薬物による吸入治療を行ったのは、現地のフランス人獣医師でレースの1週間前出会ったとの事。通常であればレース後の薬物検査には影響ない期間でしたが、治療の時に寝藁などに付いた薬がディープの体に付着し、検出されたのではないかと思われます。
陰謀と言われているのは、このフランス人獣医師が投与した点と、寝藁などを交換しなかったということが原因です。
投与に関しては問題なく、寝藁の交換などは日本とフランスの厩舎の管理の違いだとも言えます。やはり日本馬の凱旋門賞出馬時の情報が少なく、経験が浅かったことも影響したのかもしれません。
現在はこれらのことも最新の注意が払われているので、この後は失格者は出ていません。
まとめ
国内で無敵を誇ったディープインパクト。
その話題性から海外の厩舎からマークされてしまったのかもしれません。
この記事では凱旋門賞の敗因3つを考察しました。
それは間隔・年齢・厩舎の問題です。
もし・・は分かりませんが、これらの対策が出来ていたとしたら、世界一の馬となっていた可能性はありますね。
とても残念です。
以上、ディープインパクトが凱旋門賞で負けた敗因は?間隔・年齢・厩舎の3つの【なぜ?】の記事でした。
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