福山雅治さんが主演のガリレオシリーズの映画「容疑者Xの献身」はとても面白いと人気です。
物語の伏線回収など見どころも満載で、ラストまで息もつかせないスピード感で進んでいきます。
映画のラストシーンのエンドロールでは、物語の続きのような描写が描かれているのですがこれは原作にはありません。
エンドロールの映像の意味とは?原作との違いも考察しました。
目次
容疑者Xの献身ラストシーンのエンドロールの意味は?
#エンディングでグッとくる映画
— ドブ・クルーズ (@dvcrooz) December 22, 2023
「容疑者Xの献身」
エンドロール
すべてが終わった後、警察の捜査により
川底から引き上げられた
割れたスノードーム。
背後で流れる主題歌の歌詞
「愛さなくていいから
遠くで見守っていて。」
が沁みる。 pic.twitter.com/0f6OitXsWq
記事内に少し原作のネタバレを含みますのでご注意ください!
容疑者Xの献身のラストシーンは帝都大学のキャンパスの椅子に湯川学と内海刑事がベンチ座って話している
「花岡靖子が殺害を認めました。でも依然として、石神は事実を認めていません」
「石神は人を愛することを知らないまま生きていたら、罪を犯すことはなかったかもしれない」
「あいつは、それほどまで深く人を愛することが出来たんだ」
ここからエンドロールが流れて、ホームレスがいた隅田川の捜索現場へと画面が変わっていきます。
潜水士などが潜って何かを探している様子
その後に犯行に使われた割れたスノードームが写っていました。
そして「ちょっと来てくださーい!!」で写真を撮っている様子が
これはおそらく遺体の一部が出てきたと思われます。
石神は花岡靖子の元夫・富樫の遺体を隅田川に遺棄し、それを自供したのでしょうか?
容疑者Xの献身ラストシーンのエンドロールの遺体発見は石神の自供か?
『容疑者xの献身』のしゃれおつポイント
— すけしゅん (@7878shunsukerad) August 30, 2021
最後のエンドロール、壊れたスノードームのカットが入りつつ、本当の雪が降り始めている所。
四色問題の、〝隣り合う色は決して同じ色になってはいけない〟という意味には、隣人同士であった花岡靖子と石神の関係性を表していた所。 pic.twitter.com/ek83H1YfED
富樫の遺体発見は石神の自供によるものなのか?
遺体発見は石神の自供ではない
#主役を食っちゃってるキャラがいる映画
— かぼちゃん (@mon_0615_bambi) February 25, 2024
容疑者Xの献身 pic.twitter.com/yg4NS00eXa
内海刑事が最後の場面で言っていた「でも依然として、石神は事実を認めていません」
この事から、石神は自供していないのではないかという考察もあります。
ではなぜ捜索しているのか?
- 犯行直後の石神の行動から隠せる場所はここしかないという警察の推理
- 石神が何かを持って移動したという目撃情報があった
- 警察のローラー作戦で偶然見つかった
容疑者Xの献身の原作の最後との違いは
#グラフ理論
— びよらすびよらー (@hotakomaosi) May 23, 2023
点と線の集合について研究する離散数学の一種。有名なものだと一筆書きからケーニヒスベルクの橋、ガチガチの問題だと最大安定集合や巡回セールスマン問題などピンからキリまである。奥が深いね。余談だけど容疑者Xの献身の4色問題とP≠NP予想とも繋がりがあるよ! pic.twitter.com/eQCYj9cJgQ
容疑者Xの献身の原作は同名の東野圭吾さんの小説
この原作に最後の遺体やスノードームの発見の描写はありません。
帝都大学のベンチの上での会話も無いのです。
原作はどのような終わり方をしたのか。説明します。
原作の終わりは、湯川学と石神が会話をして石神が留置所へ向かうシーン。
そこへ花岡靖子が現れ「石神さんと一緒に罰を受けます」と言い、
すべての計画が最後に泡と化してしまった石神の泣き叫ぶシーンです。
湯川は石神の後ろから、彼の両肩に手をのせた
石神の叫びは続いた。魂を吐き出しているように、草彅には見えた
ここで終わっているのです。
最後のシーンは映画の脚本家?プロデューサーが改変したのものですね。
やはり犯罪は最後には罰を受けるものだという設定にしたかったのでしょうか。
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